約1万円のアマゾンスポンサープロダクトをかけた効果を検証

りーです。

あまり需要がなさそうな題材ですが
個人的に書き残しておきたいのでスポンサープロダクトについて記事にしてみました。

この広告関連に関してはほぼ無知状態でしたが
選定商品の理由や広告をかけた結果について書いていきたいとおもいます。

スポンサープロダクトとは

スポンサープロダクトとは
スポンサープロダクトは、商品の販売促進の一環として、出品商品の広告をAmazonサイトに掲載する手段です。ターゲティング広告が使用できるため、入札したキーワードを使って購入者が検索すると、商品が表示される確率が上がります。
※アマゾンセラーセントラルより引用

出品者が広告費をアマゾンへ支払うことで
商品の露出を高めて販売機会を拡大しようということです。

スポンサープロダクトの利用方法についてですが
アマゾンセラーセントラルの出品大学のスポンサープロダクトを検索するか、
カスタマーサービスへ問い合わせた方がわかりやすく説明されているので割愛します。

ここでは

・簡単なデータの見方
・どういった商品を選定して広告を出したのか
・広告前と広告後の推移
・費用対効果の感想

この辺りをメインに書いていきます。

商品を選定する

どの商品にスポンサープロダクトを利用するかは自由ですが

前提として自分がカートを取得しているときにしか広告は表示されない

ということです。


・カート取得率が高い商品
・新規作成カタログ
・既存カタログだが露出が増えれば販売数を伸ばせる見込みのある商品

こういったカタログがスポンサープロダクト向きだとおもいます。

今回自分がスポンサープロダクト対象商品として選択したのは

カート取得率が高く、露出を高めることが出来れば販売数を増やせると踏んだ商品となります。

イメージとしては同一商品のカラー違いで

3000円で販売している赤色はガンガン売れるが、
赤より安い価格の2500円で販売している青色は中々売れない

みたいな商品です。

カラーの違いによって需要の差はあれど、
結構売れ行きに差が出たので

「これはカタログが見られてないのでは?」

とおもい広告対象にしようか考えました。

体感でそのように感じた場合、

・カタログにアクセスはあるのに売れないのか
・カタログへのアクセスが少ないのか

ということを実際にデータを参照して広告投下するか決めていきます。

スポンサープロダクト対象商品をデータから選定する

商品選定する上でのデータの確認の仕方ですが、

セラーセントラルより

レポート→ビジネスレポート→ASIN別「詳細ページ 売上・トラフィック」

この手順で進みます。


※3月12日ー4月12日のデータ
※商品名やASIN部分はカットしています。

各項目の意味

①セッション:カタログページを訪問した回数(24時間以内の複数訪問数は1とカウントされるため、カスタマーが同一ページに繰り返し訪れた場合も1とみなされる。)
②セッションのパーセンテージ:すべてのセッション合計に対し、該当のSKU/ASINの閲覧を割った値
③ページビュー:商品カタログが閲覧された回数
④ページビュー率:すべての製品のページ閲覧合計回数に対して、該当の SKU/ASIN の閲覧を割った値
⑤カートボックス獲得率:全ての出品者の合計に対し、自身がカートを取得している割合

今回は画像の赤枠商品にスポンサープロダクトを適用しました。

・カート取得率が高い
・青枠商品は赤枠商品の色違いだけどPVに差があった為

そこそこ安易な理由w

まぁ初めてなんでこんな感じで決めました。

オートターゲティングとマニュアルターゲティング

スポンサープロダクトには

・オートターゲティング
・マニュアルターゲティング

の2種類に分かれます。

下記の説明はスポンサープロダクト専門のカスタマー担当より聞いた内容になります。

オートターゲティング

オートターゲティングは
キーワードを決めずに広告をかける方法となります。

こちらは初心者向け設定のようです。

例えば、
タイガーの魔法瓶の商品カタログを開くとページ下部に画像のようなスポンサープロダクトが表示されます。

タイガー魔法瓶も表示されていますが
ドウシシャやブルーノ等、他のメーカーも表示されています。

これはアマゾン側がお客さんに

こちらもいかがでしょうか??という感じの広告ですね。

費用が発生するタイミングは表示された段階ではなく、
カタログがクリックされた際に発生します。

同一人物が複数回クリックした場合は
基本的に除外されるようになっているようです。

ただ、
カスタマー担当いわく明確なクリックカウント基準が公表されていない為、
正確なことはわからないようです。

1週間の広告期間があったとして
Aさんが1日目にクリックし、
数日経過後の5日目に再度クリックされるとカウントされる可能性もあるとか。

この辺りはカスタマーでもわからないようですが
あまり気にしなくてもいいとおもいます。

明らかに不自然な過度クリックははじかれるみたいです。

クリック入札額は任意の額を設定できますが
もちろん高ければ高いほどいい位置に表示されます。

オートターゲティングのメリットデメリット
【メリット】
設定しないキーワードに対しても表示されるので
広告表示回数は多くなる。

【デメリット】
表示される回数は多くなるが
検索している人が求めている商品と関係ない商品が表示される

マニュアルターゲティング

こちらは広告設定の際にキーワードを決め、
設定したキーワードで検索されると上位表示可能な広告となります。

オートターゲティングと比較すると上級者向けとなっているようです。

上記画像は
「ニンテンドースイッチ」と検索窓に入力した結果となります。

上記表示されているスポンサープロダクトの商品は
「DinoFire」という任天堂ではない互換製品です。

アマゾン側がニンテンドースイッチで検索した人に対して

スイッチ本体やソフトもいいけど今はこれやで!!

みたいな感じです。

ニンテンドースイッチは
本体、コントローラ等の周辺機器、ソフトなど需要の幅が広いですが

ニンテンドースイッチのみの検索で
一番に表示されるのは強いですね。

バキバキ売れているようです。

任天堂のプロコントローラより安価ですし、
あまり詳しくない人はこれが任天堂の商品をおもって購入する人もたくさんいるのかとおもいます。

マニュアルターゲティングのメリットデメリット

【メリット】
購入者様が検索をかけて検索ワードと一致している商品が
表示されるので購買率が高い。

【デメリット】
設定した検索ワードを購入者が入力しないと広告表示されない。
検索ワードの分析等力が必要で、初心者向けではないらしい

スポンサープロダクト結果

各項目概要とデータ結果

①広告費(2週間)
広告期間中に発生した広告費の合計。
広告費1万1431円

②売上
広告をかけた商品の期間中売上の合計。
売上8万9735円

③売上高広告費比率
支払った広告費と広告からの売上の比率。
この比率が高いほど広告宣伝費がかかっているので
低い方がいい。
目安としては15%以下は優れているよう。
比率12.74%

④インプレッション数
広告が表示された回数。
9万1642回

⑤広告ターゲティングタイプ
先述したオートかマニュアルのタイプ。
自分は初心者なので初心者推奨のオートターゲティングを選択。

⑥広告期間
広告を利用した期間
4月13日ー4月27日(14日間)

⑦1日辺りの広告予算
日によって設定を変更。
日あたり300円~1000円程度

⑧クリック数
表示された広告が実際にクリックされカタログが見られた回数
574回

⑨クリック率
表示された広告回数に対してクリックされた比率
0・63%

⑩平均クリック単価
全体を通した1クリック辺りに発生した費用
20円

⑪注文
広告期間で広告対象商品が注文された回数
27回

PVと注文の推移
【広告開始前の2週間】
3月30日ー4月12日
ページビュー:268PV
注文:4件

【広告期間中の2週間】
4月13日ー4月27日
ページビュー:675PV
注文:19件

【広告期間終了後の1週間】
4月28日ー5月5日
ページビュー:218PV
注文:18件

【費用対効果】

11431円(広告費)-8550円(利益)=ー2881円

スポンサープロダクトを利用した感想

単純な広告期間中の費用対効果は赤字で終了となりました。

商品1個の利益が500円程度だったからですが
利益額が高い商品であればプラスで終われていたとおもいます。

広告期間中は赤字でしたが広告期間終了後の
1週間で広告期間前のPVと同程度あります。
(広告期間前は2週間分のPV)

これは広告期間中に露出を高めてアクセスと注文数を増やしたことにより
カタログのランキングが上がって広告を切っても広告前よりカタログ順位が上がったからとおもいます。

広告期間中は自分がカート取得しているときのみ恩恵を受けていましたが
カタログランキングが上がると他の出品者も同様に恩恵を受けます。

広告費払ったのは自分なんですがねw

といってもカート取得率が元々高く、
競合がそこまでいないカタログであれば売れないのを放置しているよりいいでしょう。

期間中はかなりカタログの露出も増やせたので
戦略次第で広告はありかとおもいました。

広告に関してはほとんど無知で、
カスタマー担当の意見と自分の見解のみで書いたので
今回の記事で間違いとかあれば指摘してもらえれば幸いです。

それではまた!

 

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