【令和元年10月1日より、諭吉を使うと英世も逝きます】
どうも、りーです。
やはりプライムデーは商品が動きましたね。
とはいえ自分の場合は、ただ既存の商品の在庫を潤沢に納品したのみでセール公告とか新規カタログ公告とかしてないので、爆売れとかではありませんが(^^;
今回は2か月先まで迫った「消費税増税」について書いていきたいとおもいます。
マルチチャネルサービス値上げとなり、物が売れにくいといわれる8月へ突入し、10月からはいよいよ小売泣かせの増税が始まります。
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- 仕入れ値上昇
- アマゾン手数料上昇
- 各々の経費上昇
- 消費の落込み
etc…
増税は購入者にとっても、販売者にとっても苦い話ですが避けて通れないので色々考えていきたいとおもいます。
(先の動きについては予想多めとなっているのでご了承ください。)
Contents
経費コストアップ
消費が落ち込む云々の前にコストアップ確実な経費から見ていきます。
アマゾン手数料
増税に伴い経費のコストアップとしてアマゾン手数料の変更があります。
値上げとうよりは増税部がそのまま従来の価格に乗せられた形ですが、
変更詳細についてはセラーセントラルにて増税への案内が出てているので詳細はそこで確認しておきましょう。
ここではFBAで1個でも販売すると発生する項目のみ見ていきたいとおもいます。
- 大口出品月額(税抜)
- 販売者手数料(税抜)
- 販売代行手数料(税込)
- 在庫保管手数料(税込)
大口料金については5292円→5390円と月98円の値上りで年1,176円コストアップ程度と、正直空気のようなもんなので気にしなくてよいとおもいます。
販売手数料については、販売個数や販売額が大きいセラー程コストが上がります。
自分の場合を例にすると、直近1年の売上ダッシュボードでは
- 注文商品数:約2万点
- 品目あたりの平均売上:約3千円
となっていますが、上記で販売手数料を仮に10%で統一した場合、
自分の過去1年データを仮に10%で統一して参照した場合3000円(税込販売価格)×0.1%(税抜販売手数料率)=300円(税抜販売手数料額)
300円(税抜販売手数料額)×0.08%(消費税8%)=24円(税込販売手数料消費税)
300円(税抜販売手数料額)×0.1%(消費税10%)=30円(税込販売手数料消費税)
6円(差額)×2万個(年間販売個数)=12万円(年間コストアップ額)
ザックリですが、このくらいはコストアップします。
販売手数料が15%の商品も扱ってますし、増税後相場に徐々に転換して販売価格が上がってくると
手数料コストも上がります。
販売単価が高い人や、低単価でも販売個数が多く総売上が高くなる場合は影響がありますね。
「販売代行手数料」については税込表示となっており、増税後に10%表示になるよう対応するそうです。(カスタマー談)
その他経費
- 配送料金
- 税理士
- ツール
- 事務所
etc…
この辺りの経費を利用しているか否かは人によって変わりますし、
増税後に影響ある人とない人、影響額も人それぞれですね。
自分の場合だと、配送会社は既存の価格が税抜なので必然的に増税分は上がります。
税抜10万円利用したとして毎月2千円程度のコストアップ。
ツール、賃貸倉庫等の値上げの話は今のところきていませんが、税理士代は税抜なので上がるのではなかとおもっています。
販売代行手数料は、税込表示でシミュレーターにも正確な数値が算出されますし、販売単価が上がるとコストが上がる手数料ではないです。
在庫保管手数料についての値上げは0.○○円~の様な単位なので、影響は皆無といった感じです。
増税後のアマゾン相場
増税直後は消費が落ち込む
14年に8%へと増税されたときは事業としてアマゾン販売を行っていなかったので、小売業として増税の影響を体験したことはありません。
ないですが、8%へ増税後の消費データを見る分には間違いなく直後は消費が落ち込むとおもっています。
個人的には「アマゾンだから関係ない」とはあまりおもっていません。
消費落ち込む3大要素
- 増税の駆け込み需要で消費者の財布の中身はスッカラカーン
- アマゾン販売で増税前と変わらない価格で販売していても、消費者の頭の中には「消費税10%」が強く頭に刻まれているので購買意欲が湧かない。
- そもそも10月は、年末前で財布の紐が若干固めな時期
理由はシンプルですが、消費が落ち込む十分な理由ですね。
アマゾン相場はすぐには上がらない
ネット販売業界はあらゆる猛者がいるので、相当数の在庫を増税前に潤沢に仕込むセラーがいると予想されます。
通常1~2か月のサイクルで回しているセラーでも資金力があるところは3~4か月分を仕込むことも考えられるので
アマゾン相場が増税価格に反映されるのは最低3か月はかかるかもしれません。
増税2か月後の年末商戦について
蓋を開けてみないとわかりませんが年末商戦については悲観的にならなくてもいいと予想しています。
増税後2か月程度経過してボーナス時期ですし、年末商戦は通常運転でなく行事ことなので。
クリスマス商戦に関しては増税なんて空気なのではないでしょうか。
「消費税10%なったからサンタさんに無理言ったらダメよ~」
……なんて、どこの親がいうでしょうか(笑)
クリスマス商戦に関しては別記事にてまた書きたいとおもいます。
増税前後の仕入れ対策について
在庫の買いだめはしておきべきか
在庫の買いだめをした方がいいかということですが、個人的にはガチの買いだめはリスクとおもっています。
税抜100万を増税前に仕入れた場合、単純に増税後に仕入れるより2%分の2万円得する形です。(免税事業者で仕入れ値のみ見た場合)
…それならその100万円を違う仕入れに使った方が断然いいですよねw
無茶な仕入れではなく、無理のない範囲で増税直前に通常より多めに仕入れるというのがいいとおもいます。
駆け込み需要に備えて9月は在庫を積む
増税前は確実に駆け込み需要が起きますから、在庫切れを起こさないよう在庫を潤沢に積んでおきましょう。
プライムデーも終了1~2時間前に駆け込みによって販売が集中しましたが、
セールが終わる、明日から高くなるということに人間は弱いので、9月末はかなり売れるんではないかと個人的に予想しています。
増税後は仕入れが甘くなるのではないか
勝手な予想ですが、増税前はほっといても需要が高まりますが増税後はそうはいかないので集客の為にセール等で
価格を甘くしてくるのではないかとおもっています。
増税が始まる頃には年末商戦の時期に入っていくので、この時期は店舗仕入れしようかなぁとか考えています。
更なるキャッシュレス戦争の予感
今現在もかなりキャッシュレス競争が激化しておりペイの殴り合い状況ですが、
増税後の消費落込みと、年末商戦へ向けて更なるキャンペーンを打ち出してくると予想しています。
予想なので先のことはわかりませんが、ペイにはいつまでもシバきあっててほしいものです。
この辺りの情報には敏感になっておくといいとおもいます。
増税を機に新たなジャンルにトライ
増税をきっかけに新たなジャンルにトライするのもいいですね。
自分の場合でいうと、新品電脳オンリーで低利益で回している場合は
利益率が確保できる中古や輸入、消費税が高いほどメリットがある輸出等。
まぁ、、まだ自分はやらないんですが…(オイ)
法人化した関係で、来年いっぱいまでは免税事業者なのでもう少しジタバタします。
物販に拘る必要は全くないので、アフィリやYouTube、投資や実店舗など
できそうなものがあれば、なんでもチャレンジしてみるのがいいですね。
ピンチはチャンス
予想も踏まえて色々書きましたが、簡単にまとめると
- 経費は上がるがそこまで痛手でない
- 増税前後は仕入れ・販売共に事前に例年と違う動きをするべき
- これを機に利益率が高い中古や輸入、消費税還付の輸出に目を向ける
- 消費が落ち込むことによって打ち出される各社キャンペーンに敏感になる(キャッシュレス還元等)
「ピンチはチャンス」みたいな感じで各々できることはあるとおもいます。
増税いやだわーというの当たり前の感情としてありますが、増税というのは頻繁にあるものではなく
せっかくのタイミングなので少しでも自分にとってプラスにできるように考えていきましょう。(自戒)
【PS】
自分が現役のうちに、
「諭吉を使うと守礼門さんが逝く」
という時代にはなってほしくないものです。
…次の増税の時は新札になっているか。。
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