アマゾン配送方法は、大きく下記3種類に分類されます。
- FBA(フルフィルメント by Amazon)
- マケプレプライム
- 自己配送
結論をいうと「FBAを利用するのがベスト」です。
それぞれの特性について3種全て利用したことがある自分が感じた、それぞれのメリット・デメリットについて書いていきたいとおもいます。
Contents
FBA(フルフィルメント by Amazon)
利用資格 | 大口、小口どちらも利用可能 |
配送タイプ | アマゾンが購入者への配送を行う |
配送方法 | 出品者はアマゾン倉庫へ在庫を送る |
購入者アフターサービス | アマゾンカスタマーが行う |
FBAメリット・デメリット
- カート取得率が自己配送より高い
- ネット物販の負担となる配送業務、返品対応等をカスタマーで全て行ってくれる
- 悪い評価を自動削除しやすい
メリットはなんといってもカート取得率が高いことです。
アマゾン新品販売は、カートを制するものがアマゾンを制すという格言があります。(勝手に作った)
後述するマケプレプライムもカート取得率は高いですが、マケプレプライムは自社配送となるのでカート取得率に大きな差がなければFBAの方がいいですよね。
ネット販売の負担となる配送業務、顧客アフターサービスを一切自分ですることなく、委託することができるのは大きな時間と負担の削減となります。
販売件数が増える程、ここの負担は大きくなりますし、自社で人を雇うより圧倒的にコスパがいいとおもいます。
また、FBAを利用することで悪い評価も削除できる可能性が高くなります。
- サービス開始より昨今まで年々コストが上昇している
- 新品の開封済みでも問答無用で返品を受け付ける
- FBA倉庫への配送費や外注費している場合は外注費発生
- 稀に倉庫で在庫を紛失される(アマゾンからは紛失連絡はない)
デメリットと感じる部分は先述したように、FBAサービス開始してからこの2019年まで上がり続けていることです。
FBAに依存は危険だから、これからは自社配送だ!といった簡単な話ではありません。
個人でせどりをやっているような規模の場合、まずFBAのコスパに勝てないとおもいましょう。
また、FBAでは開封済の状態であっても、返品を受け付けないといけません。(半額補填はされます)
一度、直近1年間の返品率を確認してみました。
直近1年の返品率が想定より低かった。
✅販売数3万個、返品130件、返品率0.45%
・配送代行手数料負担
・返金手数料負担(カテゴリ手数料の10%)
・開封済みは半額負担返品に関して出品者不遇面は否めないけど。
— りー@メーカー×電脳 (@saitekica) January 23, 2020
こんな感じで、返品率は1%未満なので、返品制度が出品者不遇といっても、FBAは圧倒的にコスパがいいということがわかるとおもいます。
マケプレプライム
利用資格 | 大口出品者(小口不可) |
配送タイプ | 自社配送(速達) |
利用可能な配送方法 |
|
利用不可の配送方法 | ゆうパケット・クリックポスト・福山通運・西濃運輸等 |
リードタイム | 13時までの注文分は当日発送 |
購入者アフターサービス | アマゾンカスタマーが行う |
マケプレプライムのメリット・デメリット
- 自社配送システムを構築できれば今後のFBA値上げに影響されない
- 自己配送だがカート獲得率はFBA同等
- 自己配送だがFBA同様に顧客対応はカスタマーが行ってくれる
- 他モール販売でも戦える
やはりFBAという値上げ傾向にあるサービスに依存しなくていいというのは先のことを考えると有利とおもいます。
FBAが今後どこまで値上げされるかわかりませんがFBAが値上げされるということは、配送業界全体が値上げをしているという状況なので、これまで自社で契約していた特約料金が改悪される可能性もありますが
それでも自社配送を構築できた組は強いです。
他モールへの配送はマルチチャネルサービスを利用すればFBA組でも戦えますが、通常のFBA料金より割高ですし、メルカリの場合はマルチチャネルサービスを利用するとメルカリアカウント閉鎖となる場合もあります。
(手元に在庫がないと判断、個人情報流用等の理由)
無地段ボール対応もありますが、どうしても配送ラベルにamazon名称が入るため、メルカリ購入者から何らかのクレームが入る可能性をゼロにはできません。
ヤフショとかで販路を広げてリスク回避しても、マルチチャネルサービスに頼ってたら結局はアマゾンに依存してますからね。
アマゾンがバンされたらマルチチャネルサービス使えないですから(^^;
- 販売個数が多ければ外注必須
- 13時までの注文で当日出荷というハードル
- 配送方法が限られている(ゆうパケット、クリックポスト、西濃運輸等不可)
販売数が多く、マケプレプライムメインでやる場合は外注というより雇用が必要となりそうです。
13時までの注文で当日出荷なので中々のハードル。しっかり配送システム組まないと回らなさそうです。
個人的に自己配送は、ゆうパケットやクリックポストでFBAより安価で発送できる商材で行うことがあるのですが、少し前までマケプレプライムで利用できていたゆうパケット、クリックポストが禁止になったんですよね。(この規約変更はFBA組として助かりましたが)
それはそうですよね、当日発送してもクリックポストは配送地域によって結構時間かかるんで速達希望のユーザーに全く合わないですから。
なので現在はDVDや書籍系をマケプレプライムで自己配送する場合は、レターパックライト(360円)になります。これだとFBAとコスト変わらないし、自社で外注費を考慮するとFBAの方が安くなります。
自分は西濃運輸で2回程剝奪されましたw
(一時的なことで再開希望を出せば、比較的簡単に権限を再付与される)
カート取得率もFBA在庫より高いとかそういうわけではないので、個人的にマケプレプライムの必要性は今のところ感じません。
ある程度販売して、アカウントの信頼性があると判断されれば利用可能になります。
自己配送
利用資格 | 大口、小口どちらも利用可能 |
配送タイプ | 自社配送 |
配送方法 | 特に決まりなし |
リードタイム | 自由に決められる |
購入者アフターサービス | 自社 |
自己配送メリット・デメリット
- 競合が弱いDVDや書籍でコストを抑えたい場合は使える
- リードタイムが自由に決められるので好きなペースで販売できる
- FBAへの配送コストが不要
DVDや書籍関係で競合状況によってはクリックポストやゆうパケットで戦えるかなとおもいます。
リードタイムが自由だったり、FBAへの配送コストが不要という面を考えると
大きく利益を伸ばす必要がなく、マイペースで販売していきたい人向けかなとおもいます。
- カート価格より安くしてもカートが取りにくい
- 購入者アフターフォローは自社
- 悪い評価を自動削除しにくい
まずカートが取りづらいことに加えて配送の手間、アフターフォローのことを考えるとやはり大きく稼ぐには向いてないです。
マケプレプライム自己配送の登場で、自己配送でガチで勝負するならマケプレプライムを取り入れるしかないです。
アマゾン販売はFBAがベスト
冒頭でも結論として記載しましたが、最後にもう一度いいます。
アマゾン販売するなら基本的にFBAがベスト
ほとんどの人がすぐに大口登録しているとおもいますが、これからFBA利用に専念することを考えましょう。
FBAをフル活用して販売数を増やすことで、貯まりにくいといわれる評価も貯めやすくなります(^^)
FBA×新品販売でアカウント信頼性が育ちやすいことについて、下記記事にまとめています。
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