【高回転と比較】せどりロングテールはしなくていい話

りー
TOP画像は世界一遅い魚タツノオトシゴ、秒速0.04㎝。物販利益の秒速はもっと出したい!

 

ロングテールとは回転率がわるい商材を、たくさん扱うことで売上をのばす戦略ですが、零細個人向きの戦略ではありません。

 

高回転とロングテールをバランスよく扱いましょうといった話もありますが、はたしてやる意味はあるのでしょうか。

数字でみていきたいとおもいます。

 

 

【高回転と比較】せどりロングテールはしなくていい話

 

せどりロングテール商品はリサーチしなくていいという話ですが、ロングテールを全否定しているわけではありません。

 

  • 専業
  • 一人運営
  • 新品セラー

 

上記にハマるのが自分なんですが、この条件にハマる人はロングテール扱う必要はないとおもいますよ。

 

新品セラーの一人運営でロングテールを扱うデメリット

 

ロングテールを扱う条件は下記。

 

  • 競合がいないこと(後に増える確率も低い商品を選定する)
  • 利益額がある程度大きいこと(資金拘束が長い、在庫管理コスかかるため)

 

上記をふまえたうえで仕入れても、下記デメリットはあります。

 

  • 管理手間→SKUが多いほど増える
  • 保管コスト→サイズが大きい商品だと保管費用が増える
  • 在庫リスク→ロングテールは回転が悪いので不良在庫リスクあり

 

ロングテールは回転が遅いことが前提なので、不良在庫化するリスクも高めです。

 

 

ロングテールと高回転商品を実例比較

 

自分が実際に販売した商品のとデータをもとに、仕入額が1万円という条件でロングテールと高回転を比較していきます。

※競合、ランキング鈍化は非考慮の簡易計算で比較。

 

 

A商品(ロングテール)

  • 仕入値:1000円
  • 個粗利:10000円
  • 仕入れ数:10個
  • 総仕入額:10000円
  • 総利益額:100000円
  • 1か月注文数:1件
  • 予想販売期間:10か月

 

 

 

B商品(薄利高回転)

  • 仕入値:500円
  • 個粗利:200円
  • 仕入れ数:20個
  • 総仕入額:10000円
  • 総利益額:4000円
  • 1か月注文数:300件
  • 予想販売期間:2日

 

 

A商品は個粗利は1万と高いけど1か月に1個しか売れない、B商品は個粗利200円と低いけど1日10個売れる商品というかんじ。

 

仕入額1万円でAとBを比較すると、総利益は薄利のB商品がボロ負けです。

ただ高回転のBは、1万円で仕入れた在庫は2日で捌けます。

 

仕入額1万円の条件をはずすとどうなるでしょうか。
B商品の1日あたりの利益額は2000円となるので、回収スピードは下記となります。

 

  • 1か月・・・2000円✖️30日=60000円
  • 2か月・・・2000円✖️60日=120000円

2か月でロングテールの総利益額を抜きました。

 

 

ロングテールの仕入数10個を売り切るのにかかる10か月で比較すると、

 

  • A商品(ロングテール)・・・10000円✖️10か月(300日)=10万円
  • B商品(薄利高回転)・・・2000円✖️10か月(300日)=60万円

 

個粗利では10000円と200円で9800円の差がありましたが、回転率を考慮すると10か月で利益額に50万円もの差がでました。
A商品を6種ほど扱えば1か月の利益がB商品と同じになりますが、それをするなら当然Bのような商品を一つでも多く扱っていくのが効率がいいのがわかります。

 

ロングテールはリサーチしなくていい

これはロングテールを扱うなということではなく、わざわざ追う必要はないということです。
 
業者からの案内メールなど、時間をさかずに降ってきた利益1万円超えのようなロングテールであれば、ついで仕入れしてもいいとおもいます。
 
時間を割いてリサーチするなら「高回転」という条件で絞るべきだし、資金面で高回転とロングテールの2択を迫られたときは、ほとんどの場合で高回転を仕入れるのが正解です。
 

 
なのでロングテール商品は初心者ならば、より仕入れすべきでない商品です。

 

ロングテールを扱うなら

 

下記条件なら、ロングテールで攻めるのもありかと。

 

  • 副業→本業の収入があるので余剰資金つっこんでもOK
  • 中古→単価低め、ジャンクならリピートできる
  • 商品が小さい→保管維持費のコストが低い
  • 資金の2割程度まで→資金を圧迫しない

 

リサーチ時点で1か月で1個売れるとしても、1人競合が増えれば売れるまで2か月、、もっとかかる可能性もあるのがロングテールのこわいところです。
なので安定本業収入があり、完全余剰資金でまわせる副業ならありですよね。

ロングテールは利益額が大きいのが前提で、利益額が大きい=いつでも仕入れができない商品ともいえるので、リピート性もないんですね。
 
ただこれは価格でしか勝負できない新品の話なので、仕入れ資金も低く、差別化可能な中古ジャンクならリピート要素があるといえます。

専業セラーで差別化できない新品ロングテールは、資金の1〜2割の範囲内にして安全運転でいきましょう。

 

物販は複利のスピードが醍醐味なので長期資産運用なら金融資産でいい

身もふたもない話をすると、「ロングテールする資金を金融資産に変えた方がいい説」はありますね笑

金融資産なら場所とらないし、即現金化できますが在庫商売はそうはいかないですからね。

複利でまわせるスピードがはやいというのが物販のメリットなので、「資金長期運用なら物販の外へ目を向けた方がいいのでは」と個人的にはおもいます。

せどり縦積み仕入れのリスクとキャッシュフロー

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高回転で伸ばすには、自分からどのくらい売れるか、縦積リスクとキャッシュフローの理解も重要なので上記の記事も参考にしてみてください。

戦略はそれぞれですが、個人運営で伸ばしやすい方法をとっていきましょう。

 

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